電気工事士技能試験
いよいよ技能試験の日。
学科試験の結果が発表になってから今日までに、候補問題を2回ずつ練習して、一応ほぼ問題なくできるようになったつもり。
未だに、露出型コンセントとリングスリーブ(中)の圧着が苦手だけど。
11:30〜12:10の試験時間に対して、10:50までに会場入りしろとのこと。
私の試験場は神奈川大学だったので、バスで行って大学の西門から入ろうとしたのだけれど、正門か東門でないと入れないそうで、結局正門まで歩いた。
今回も、校舎二つで教室15個が埋まる大人数。一教室70人弱くらいだったので、この会場で千人くらいいた計算になるか。女性の受験者はまたクラスに一人くらい。
中学校の技術室くらいの机を期待していたのだけれど、一般的な大学の講義机だった。
普段練習していたテーブルよりもかなり狭く、不安になる。
10:50になると、一通りの説明があったあと、問題と材料が配られる。
監督助手のおじいさんがバタバタ走る度に、前の席の人の受験票が落ちていた。
試験開始の10分前になると、材料の確認をする。
ケーブルの長さまで測らなくても良いのではと思ったが、不安だったので一応確認する。
隣の席の人は、材料を全部箱から出して、箱は下に置いていた。
真似をしようかとちょっと考えたのだが、リングスリーブや差込形コネクタが行方不明になったら困るので箱のまま作業をすることにした。
試験が開始されると、問題を開いて複線図を書く。出された問題は、候補問題7だった。
アウトレットボックスがあり、3路スイッチが2つと4路スイッチが1つあるもので、結線数が多いのでそこそこ時間がかかるもの。
ただ、苦手なリングスリーブ(中)がなくて、アウトレットボックスの結線が差込形コネクタなので、落ち着いてやれば問題ないと思われる。
ちなみに、過去の出題結果を見ていると、複数の候補問題が採用されているようなので、試験会場または教室によってどの問題が採用されるかが変わるのかも知れない。
面白かったのは、施工条件になっているケーブルの長さやリングスリーブと差込形コネクタの使い分けが、参考にしていたテキストとまったく同じだったこと。
ただ、購入したテキストと材料についていた冊子も会社が違うのに完全に一致していたので、毎回決まったパターンで出題されているのかも知れない。
(今回の候補問題が発表されていたので、過去の問題まではチェックしなかった)
狭い机なので、材料を落としたりしないように気を遣いながら、少しずつ電線を剥いてゴミをビニール袋に入れていく。
人によって床にゴミを落としたり、試験が終わってからビニール袋に入れる人とか様々だった。
あと、真後ろの席の人が、やたらと「ガンガンガン」と何かを叩いていた。アウトレットボックスの穴は必要な部分が打ち抜いてあるので、いったい何を叩いていたのだろうか。
終わった後に聞いてみようかとちょっと思ったが、非コミュなのでやめておいた。
できあがりを見ると、周りの人の方が綺麗に見えた。
何が違うのかな〜と思って比較してみたところ、私はジョイントボックスのところをケーブルの外装のところで折ってるんだけど、他の人は外装は曲げずに電線だけを曲げているらしい。
あと、アウトレットボックス内の結線で苦労するので、いつもは10cm外装を剥くところを、今回はテキスト通り13cmにしてみたんだけど、他の人はジョイントボックスもアウトレットボックスも外装を剥く量は少なめに見えた。
丁寧に見直しをして、35分くらいかかった。
試験が終了すると、学科の時と同じく1列ずつ退室票をもらって、少しずつ退室。不正防止だと思うんだが、この紙にどんな意味があるんだろうか?
技能試験の解答は、7月23日(月)に発表。
結果の発表と結果通知の発送は、8月20日(月)。
結果発表日の9:30頃から1ヶ月、受験番号で合否を検索できるようになるらしい。
一緒に電気工事士免状交付申請のご案内と言う資料も配られていた。
写真がまた2枚必要になるのと、住民票、収入証紙5,200円分が必要になるらしい。
全部でいくらかかったのか、後で集計してみないとな。