長さについて

昨日から、電気工事士の技能の練習を始めているのだけれど、なかなか思い通りに手が動かないし、ミスも多く時間内に完成させられない。

とりあえず練習を繰り返すしかないとして、施工条件にない覚えないといけない寸法についてまとめておく。

 

リングスリーブ周り

リングスリーブ自体の長さは、小、中共に約10mm。

絶縁被覆側の芯線は2〜3mm程度出るようにするが、絶縁被覆がスリーブに噛んでいたり、10mm以上出ていると欠陥になる。

先端側は、スリーブから出ていないといけないが、5mm以上出ていると欠陥になる。

テキスト的には、VVF用ジョイントボックスの場合は100mm、アウトレットボックスの場合は130mm外装を剥ぎ取るとある。(両方100mmとするテキストもあり、また個人的にアドバイスをくれた人は、50mm程度でも良いのではと言っていた)

テキストでは、絶縁被覆は20mm剥ぎ取り、圧着後にはみ出した部分を切断するようにしているが、最初から15mm程度を剥ぎ取るようにしておけば、切断の必要がなさそうだ。

 

差込形コネクタ

差込形コネクタの場合も、外装の剥ぎ取りはリングスリーブと同じ。

絶縁被覆の剥ぎ取りは12mm。

テキストのやり方では、20mm剥ぎ取った後、14mmのペンチの壁に合わせて切るとちょうど良い。

ただし、こちらも20mmのまま間違って差込形コネクタに挿してしまうと、作業のやり直しが面倒なので、最初から12mm剥くようにした方が早くてミスがないかも知れない。

差込形コネクタの欠陥は、差込形コネクタの外に少しでも心線が見える、もしくは先端に心線が見えない場合。

欠陥を取られないためには、少しだけなら長めに剥いても大丈夫か。

 

埋込形器具

埋込形器具の場合の外装の剥ぎ取りは100mm。

絶縁被覆の剥ぎ取りは10mm。(テキストでは、20mm剥いた後でペンチで12mmにしていた)

欠陥となるのは、心線が2mm以上出ている、もしくは心線が抜けてしまうもの。

これは難しくなかったので、指す場所さえ間違えなければ寸法で困ることはなさそう。

渡り線は、100mmで外装を剥いて両端の絶縁被覆を10mmずつ剥く。

ただし、実際に作業してみたら隣の穴に指す場合は100mmでは長かった。

 

ランプレセクタブル

テキストでは、外装を50mm剥ぎ取るとある。(ランプレセクタブルの直径に合わせるとあるが、材料に入っていたものを計ったら55mmだった)

絶縁被覆は、20mm残して剥ぎ取るとある。50mmだとしたら30mm剥ぎ取って残りが20mmと言う計算。

30mmで輪作りするが、ペンチを使うやり方なので先端を切り落としている。

教材に付いてきた方のDVDでは、ペンチではなくVA線ストリッパを使った輪作りが紹介されていて、こちらの場合は外装を45mm剥ぎ取り、絶縁被覆を20mm剥ぎ取る。

実際に作業した感じでは、輪作り自体は難しくないのだが、絶縁被覆の残った部分をランプレセクタブルに合わせるのが難しかった。体感的には、VA線ストリッパを使った方が簡単で、外装の剥ぎ取りは45mmだと長過ぎて、40mmだと短すぎる感じだった。

欠陥となるのは、ねじで絶縁被覆を締め付けている、ネジから心線が5mm以上出ている、カバーが閉まらない、等。カバーが閉まらない、が問題になりそう。

 

露出形コンセント

露出形コンセントは、基本的にランプレセクタブルと同じ。違いは、外装の剥ぎ取り長さ。

テキストだと、外装を50mm剥ぎ取り、10mm残して絶縁被覆を剥ぎ取る。

教材のDVDだと、外装を30〜35mm程度、絶縁被覆を20mm剥ぎ取る。(絶縁被覆の残りは10〜15mmになる計算)

こちらはまだ試していない。

 

引掛シーリング

これも埋込形器具とほぼ同じで簡単。

テキストでは、外装を20mm剥ぎ取り、7mm残して絶縁被覆を剥ぎ取り、心線を10mmで切る。

最終的な寸法は外装剥ぎ取りが17mm、絶縁被覆の剥ぎ取りは10mmになるので、最初からそれでやった方が早いか。

教材のDVDでは、外装を20mm、絶縁被覆を10mm剥ぎ取っていたが、これで問題なさそう。

欠陥は、心線が1mm以上見える、絶縁被覆が引っ掛けシーリングから5mm以上出ている。

 

端子台

テキストでは、外装を50mm剥ぎ取り、絶縁被覆を端子台に合わせて剥ぎ取るとあり、教材のDVDでは外装を40mm、絶縁被覆を10mm剥ぎ取るとあった。

教材の端子台を計ったところ、8mm程度だった。

欠陥は心線が5mm以上はみ出ている、もしくは座金が被覆を締め付けているもの、で外装の剥ぎ取りに関する欠陥はないようなので、ある程度適当でも良さそう。

配線用遮断器もほぼ同じ。