企業年金基金

会社で入っていた企業年金基金から、「裁定請求書在中」と書いた封書が届いた。

なんか請求されるの?と思って中を開けると、「企業年金基金に加入の事業所を退職したので、基金より給付を受けることができるようになった」とのことらしい。

いや、本当に年金とか基金とかさっぱり仕組みがわからない。

とりあえず、選択肢としては以下の3つらしい。

 

1. 「年金で受け取る(支給を繰り下げる)」

この場合が一番手続きが簡単。「脱退一時金請求書・他年金行移換届書 兼 支給繰下げ申出書」を出すだけ。60歳までもらえない代わりに、60歳まで年率1%の利子が付く。支給時には所得税がかかる。

 

2. 「脱退一時金で受け取る」

この場合は、すぐにもらえる代わりに利子がつかない。(正確には請求するまでは利子がつく)

会社からの退職金と合わせて、退職所得控除の対象になるので、合計が800万以下なら全額非課税になる。(勤続年数による。私の場合22年なので940万まで非課税のはず。楽勝で下回る)

「脱退一時金請求書・他年金行移換届書 兼 支給繰下げ申出書」に加えて、「退職所得に関する申告書」、「住民票または戸籍謄本の原本」、「退職所得の源泉徴収票のコピー」が必要になるらしい。

 

3. 「他の年金制度に移換する」

脱退一時金相当額を、「企業年金連合会」、「個人型確定拠出年金」、「企業型確定拠出年金」、「確定給付企業年金」、「厚生年金基金」のいずれかに移換できるらしい。

移換申出期限は、退職後1年経過する日の1ヶ月前までらしい。確定拠出年金の方は6ヶ月だったから、微妙に違うんだね。

 

ぱっと見、全額非課税になるので年率1%の複利と比べても一時金の方が得なんじゃないかと思った(年金の場合の所得税率とかも調べるの面倒だったので、正確なところはわからない)が、手続きが一番簡単な支給繰り下げで進めておくか。